いけばな花材は一種または、数種類を組み合わせて構成します。これを「花材の取り合わせ」といいます。
「取り合わせ」は花の色、質感、形、大きさ、生育環境、季節などを考慮して決定しますが、意図や様式によっても組み合わせは異なるため、経験と知識を要します。
一般的には主材と配材に分けて選択します。主材は全体の骨格を構成する素材で、桜、モクレン、ツツジなど「木もの」を使い、配材にはハラン、玉シダ、シャガなど「葉もの」と、菊やバラなど「花もの」を組み合わせ、調和を見い出します。
上記の一般取り合わせの他に、色彩本位や、現代花、造形趣向では主材、配材の感覚ではなく「線」「面」「マッス」の構成要素に分け、作者の個性やねらいを一層強調した組み合わせを求めるのです。
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